だれだこれ

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待ち合わせの場所につくと、太一はすでに待っていた。 モデルのようにスタイルがよくて、身長が高くて、おしゃれな彼は、私の自慢だった。こんな私の彼氏でいてくれることが幸せだった。 「おまたせ!」 太一の胸に飛び込むと、太一は嬉しそうに私を抱きしめた。 「ねえ、この子知ってる?」 腕を組んで歩きながらプリクラを見せる。 太一は少しかがんでじっとそれを見つめた。 「周りの子は、お前の友達だよな?」 「そうだよ、でもこの子だけ知らなくって……」 ふーん、と太一は気のない返事をしたあと 「知らないけどブスだよな」 と言った。 なんだかもやもやした。
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