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ー5ー
もしかしたら、これは夢なんじゃないか。今は海岸からの帰りの車の中――いや、まだ彗星を見る前で、浜辺で眠っている最中なんじゃないのか。
「寝よう」
ノートとペンを――理解不能な目の前の全てを放り出して、僕はベッドに直行する。照明もそのままに、シーツを被って丸くなった。
目が覚めたら、仲間達に話してやるんだ。この奇妙な夢のことを――。
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……経過は、順調かね?
あ、博士。そうですね、覚醒後反応は、タイプBです。今のところ問題ないかと。
ふむ。食事は?
パックを1つ、自主摂取しました。
そうか。だが、油断ならないぞ。彼らのストレスと好奇心には、細心の注意を払ってくれたまえ。
はい、博士。
うむ。報告を怠らないように。
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