仲直りとそれから

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※ 舌先で唇の間を舐められ、俺はわずかに口を開く。 「ふ……ンンッ…んぅ……。」 その瞬間、ぬるりと灰塚の熱い舌が入り込んだ。 震える舌を絡められ、口内をじっくりと味わうように舐められる。 時折ぢゅっと音を立てながら吸われると、俺の下腹部はズンと重くなった。 「ん"んぅっ…ん……っ……ンン!!」 口付けを交わしながら、灰塚は俺の肩を撫でるようにしてシャツを脱がせる。 そして今度はインナーを胸元までたくし上げた。 「はっ…、…や…見るな…ッ……。」 「……なんで?いいだろう。見たって。」 灰塚は後ろから手を伸ばし、曝け出された体幹を下から上までゆっくりと撫で上げる。 胸元までたどり着くと、ヤツの指は赤く主張した乳首を摘んだ。 きゅっ 「ああっ……!」 絞るように捻られると、俺はビクンと身体が反応して胸を突き出す形になった。 「はあっ……ぁ……ッ……!」 灰塚は俺の反応を見ると、ぺろりと舌なめずりして下腹部に手を伸ばす。 カチャカチャと器用にベルトを外し、ジッパーを下ろして俺の前を寛げた。 スルッ 腹を撫でるようにして、灰塚は俺の下着の中に手を入れる。 そして反応しかけた俺のモノを取り出すと、先走りを纏わせながら扱いていった。 クチュッ、グチュッ 「ふうっ…う"…んぅ…あぁ…!」 「はぁ……もうグチャグチャだな。そんなに胸が気持ちよかったのか?」 「ん"んっ、ンンン!!」 声が出そうになるのを防ぐため、俺は両手で口を塞ぎながら必死に喘ぐのを我慢した。 そんな後ろ姿を間近で見つめながら、灰塚は興奮したように息を吐いた。 俺の乳首を人差し指で往復するように弾きながら、もう片方の扱いていた手で先端の窪みを抉る。 「〜〜〜〜〜ッ!!」 ドクン 声にならない叫びを上げながら、俺は呆気なく達してしまった。 「はあ……は…ッ……。」 (やべえ…ッ……きもちいい……。) くたりと力が抜けて、俺は灰塚に背中を預ける。 ヤツは俺の額に口づけを落とした後、今度は体勢を変えて俺を仰向けに寝かせた。 ズルリとズボンと下着を脱がされ、床に落とされる。 グイッ そして足を開くように誘導され、ヒクついた後孔に白濁を纏った指が挿入された。 「は…ッ…あぁ……あ………。」 灰塚はグチグチと後ろを丹念にほぐしながら、前立腺を捉えて指で優しく擦り上げる。 「あ"あ…ぁ…あっ…ソコ…やだ…!」 「黒也、やだじゃねーだろ……?ココはお前のキモチイイところだ……ほら。」 「ん"んぅっ…あ、だめ…ッ…あ、あぁ!」 すると灰塚は指をピタリと止めた。 (……なんで、やめ………。) 俺は赤くなった顔で見上げると、ヤツは悪戯に微笑んだ。 「……そんなに良くないなら、このまま終わらせるぞ。」 「っ、」 「いいのか?」 グリッと前立腺を撫でられて、俺の腰がビクリと浮いた。 「い、いやだ…やめないで……。」 「……だったら、分かるよな?口に出してみろよ、キモチイイって。」 「ッッ、」 グチュッ、ズチュッ 再び中で指が前立腺を擦ると、俺は恥ずかしそうに目を瞑りながら小さく声を上げた。 「…ぁ…イイッ…ソコ、もっと……。」 「ここ?」 「あっあ"っ…ァッ…そう…んあ"ぁッ…キモチイイ…!!」 灰塚の言われた通り、素直に声を上げると気持ち良さが溢れて止まらない。 クチュッ… やがて指が引き抜かれ、柔らかくなった後孔に熱く濡れた先端が当てられた。 いつ見ても立派なソレにゴクリと息を呑む。 灰塚はそんな俺を見て、吹き出すように笑った。 「そんな血走った目で見てんじゃねーよ。欲しがってるのが丸わかりだな。」 「っ、な"あ!?」 その言葉にムカついて思わず反論しようとしたが、グプリと灰塚のモノが入ってきて俺は何も言えなかった。
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