御前様と白雪姫

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「ほう、そうか、簡単であるな。」 「へえ、至極、簡単でございます。」 「ふむ。では、それを譲ってほしいが、それも只か?」 「へえ、只にて献上いたしたく存じます。」 「よかろう、それはありがたいことじゃ。」  という訳で御前様はしめしめと殺生石を受け取り、再び、男に褒美を取らせて只より高い物はないとほくそ笑む男を退かせました。  
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