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「ちょっと人より大きいけど、その、望月の好きにしていいからさ」
「え、じゃあ、舐めたい……」
「それは、また今度にしてもらっていい? 今日は耐えられなさそう」
「う……」
「じゃ、ちょっとだけ触って」
望月はそっと両手で大橋のそれを包むこむように握る。自分よりも小さめな手がたどたどしくそれを撫でるように上下に動かしている。あのかわいらしい望月にこんな卑猥なものを触らせているというだけで、すでに禁忌を犯したような気分になってしまう。
もし望月の小さな口でそれを含まれたら、きっと5秒も持たないだろう。
「望月、強く握って、しごいて」
「こう……?」
「う、あっ、あ、だめ、やっぱだめ」
爆発しそうになるのをなんとか耐えようと唇で望月の唇を塞ぐ。舌をねじこむと、望月はちゃんと舌でそれに応えてくれる。くちゅくちゅ、と卑猥な水音が部屋に響く。
キスも気持ちいいし、望月の手が触れているところもたまらない。望月もまたキスだけで感じているのか、時折、吐息を漏らす。撮影しているときから、望月はきっと敏感な体質なのだろうと気づいていた。自分で自分を触りながら動画の中で喘ぐ姿は、本当にいやらしかったからだ。
でも今は、自分が望月を感じさせている。もうこんなところは誰にも見せたくない。
「ね、早く、大橋くんのこれ、挿れてみたい」
「煽るなって、マジで、もたねぇから」
「だって、大橋くんとエッチするとか、夢みたいで、夢だったらどうしようって」
「おまえは……ああ、もう本当に無自覚で、怖いよ」
大橋は額にキスをして、望月の体をゆっくり押し倒した。その両膝を抱えるように引き寄せ、すっかりふやけた望月の蕾に、自分の昂ぶりを押し当てた。
「あっ…すごい、かたいね……」
「これから、おまえの中に挿れるけど、なるべくゆっくりするから」
「んっ…」
こくこくと頷く望月を見届けて、大橋はゆっくりと腰を押し進めた。たっぷりと時間をかけてほぐしただけあって、その中は柔らかくなっており、大橋のそれを包み込むような温かさだった。
「やべ……あったかくて気持ちいい……」
「大橋、く……ん!」
「痛くないか? ん?」
望月は、首をぶんぶんと横に振る。本当に痛がってはいないようだ。
「どうしよ、すごいの……気持ちいいの…」
「マジで? 癖になっちゃったりしてな」
「もっと、その、激しく動かしてみて」
大橋の耳元で囁かれた言葉は、大橋の引き金を勢いよく引き、欲望をせき止めていた理性を決壊させた。ただ、欲望のままに腰を穿った。その間も、望月は痛がることなく、大橋にしがみついて、快感に溺れていた。
「望月、好きだ……っ!」
「僕も、大橋くん、好き…」
二人はひとつになって、抱きしめ合って、たくさんキスをして、愛を囁き合った。もっともっと、と望月がねだるのがかわいくて、大橋は何度も何度も体を繋げた。そして何度も最中に思った。
(おまえのこんな顔、本当に、誰にも見せたくねぇわ)
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