森の魔法使い
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紅茶を入れて、手作りのテーブルに相対して掛けた。 森のことの相談は、魔法使いのあたしが大概引き受けているのだ。 「で、どうしたの。」 「ああ、最近ね、なんだか森の様子がおかしいのさ。」 「ふむ。どんなふうに。」 「ああ・・・・言葉じゃうまく説明できないけどね。 なんというか・・・・森全体に元気がないのさ。」 「なるほど。」 その言葉だけで、あたしはなんとなくの事態を察していた。
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