【登場人物紹介・その5】ウルタールの街

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【登場人物紹介・その5】ウルタールの街

『ウルタール』の街を巻き込む大空中戦争に登場する者たちをご紹介しておきます。 【ラグナグ王国(不死者の国)第五軍・空軍】 ●ピグチェン 『不死隊』第五軍・空軍の隊長。サンベルナール城が主城。 サンベルナール城はユトリロの絵画・霊感の村より(サン・ベルナルドの魔物)。 チリの民話、特にマプチェ族に伝わる、毛に覆われた有翼の大蛇またはドラゴンである。 昼は山の中の大木で寝ている。夜になると起きだし、長い舌で人間や家畜の血を吸う。体毛に猛毒をもち触れた者は即死する。 倒すには大木に閉じ込め石油をかけて燃やす。牛の角笛の音が嫌いだという。 ●ウプイリ ロシアの吸血鬼で人の顔をした巨大なこうもりです。 ●シチシガ ポルスカ(ポーランド)の民話に出てくる魔物。ワシミミズクの姿をしている。時にはフクロウの羽をもった赤子の場合もある。生まれた時、上下の歯がそろっていた赤ん坊は数日で必ず死んでしまい、この魔物になるのだという。 夜、屋根にとまり、その家の人間の急死を告げる。昼、棺にもどって人間の遺体の形にもどっている時に清められたメダルを口の上におき、手を重ね合わせ十字架を持たせれば魔物にならない。 ポトハレ地方の山岳民の間では、眠っている人の首をしめ、血をすう悪霊をこの名で呼ぶ。シチゴンともいう。 夢魔の類とヴァンピール(吸血鬼)の類が、ごちゃまぜになった魔物像になっている。 ●クイ 好物が子供の血という鬼の姿をした妖怪。 ●ラングスウィル 猿に似た吸血コウモリ。ジャングルに住み、迷い込んだ人間の血を吸う。 ●アスワング 女吸血鬼伝説としてフィリピンの土着伝承に語られる存在であり、同地のパラワン島に出没するといわれる。 ●モスマン 『這い寄る吸血蛾 』1966年ごろアメリカ合衆国ウェストバージニア州ポイント・プレザント一帯を脅かした謎の未確認動物(UMA)。宇宙人のペットであるとの説(エイリアン・ペット説)もある。 ●ポンティアナック・クンティ 妊娠中に死亡した女性の幽霊とされている。ポンティアナックは、出産時に死亡した幽霊であるラン・スィル (lang suir) としばしば混同される。 ●マナナンガル フィリピンの神話に登場する妖怪で、胎児の血を吸ったり、胎児や赤ん坊を食べたりします。 ●空飛ぶ吸血ガエル(Vampire Flying Frog) 空飛ぶ吸血ガエル Vampire Flying Frog がベトナム南部の雲霧林の中で見つかったそうだ。名前から推測されるように、空を飛ぶということと、吸血鬼であるということの二つの特徴を有している。 ●クロロック伯爵(Graf von Krolock) “Tanz der Vampire”の吸血鬼の長。Wien(ウィーン)・Ronacher劇場で上演中の”Tanz der Vampire”に、新たにフライングが導入された模様です。 Vereinigte Bühnen Wien(VBW、ウィーン劇場協会)のニュースによると、「ショーの最後に吸血鬼の長、Graf von Krolockが翼を広げ、観客の頭上7メートルの夜陰にかき消える」そうです。 【ラグナグ王国(不死者の国)王直下の者】 ●ラーン=テゴス 異生物の中でも特に複雑怪奇な姿をしていて、先がハサミ状の六本の足に丸い胴体、その上に丸い頭部があり三つの魚のような目、長い鼻がある。鰓を備え全身を覆う毛と思しきものは実は触手で先端に吸盤があり、そこから血を吸う。 信奉者によるラーン=テゴスへの呪文は以下である。  ウザ=イェイ!ウザ=イェイ!イカア・ハア・ブホウ-イイ、  ラーン=テゴス-クルウルウ・フタグン-エイ、エイ、エイ、エイ  ラーン=テゴス、ラーン=テゴス、ラーン=テゴス クトゥルフ神話と呼ばれる一連の創作群において、言及される架空の神性。 ヘイゼル・ヒールドのためにラヴクラフトが書いたとされる『博物館の恐怖』に登場し、以後、他の作家の作品でも言及されるようになる。 ・信奉者がジョージ・ロジャーズ一人だけで、しかもかなりのところ狂気に染まっている。 ・先述の『無窮にして無敵』『この神が死ねば~』もロジャーズの談によるものであり、作中では魔導書のような典拠はない。 ・ロンドンに来てからの食料は野犬または野良猫のみ。  ・平生の隠れ家はジョーンズが用意した水槽の中。 ・触腕で扉一つ破るのに手こずる。  ・事件の後、蝋人形として展示される。 という残念すぎる扱い ●ムロニ 南ルーマニア、ワラキア地方の吸血鬼。猫、犬、ノミ、蜘蛛などに姿を変えることができる。 犠牲者は傷が見当たらないのに全身の血が抜かれているという。このようにして死んだ者もムロニになる。 ムロニは長い釘を額に打ち込むか、心臓に杭を打てば退治できる。 【トゥオネラの街】 ●トゥオニ トゥオネラの王、フィン族の地獄トゥオネラの王。 地獄の河神。フィンランドの民族叙事詩“カレワラ”に登場する冥府“トゥオネラ”の王。 伝承によれば死んだ者たちは彼と彼の妻であるトゥオネタルの支配する国“トゥオネラ”へと行くといわれている。 また、トゥオニとトゥオネタルの間には一人の息子と無数の娘たちがいるとされ、息子は鉤型に曲がった指を持ち、“千尋のヤナ”という魚を取るための道具を川に掛け渡してどんな勇者でも二度と地上に戻れなくしてしまうという(ただし約一名だけ子の魔の手を逃れた者が存在する)。 一方、娘たちは病気と苦痛を司る女神たちだが、1人だけ心優しい娘がおり、“トゥオネラ”の川べりでまだ生きている者に「こちらへ来るな」と警告してくれるという。" ●トゥオネタル 地底の神の娘。フィンランド神話に登場する女神。フィン族の地獄トゥオネラの王妃。地底の神の娘。フィンランド神話に登場する女神。フィン族の地獄トゥオネラの王妃。 ●魔女レダ トゥオネラの魔女。 ネメシスがヘレネーの母であり、やはり白鳥の姿のゼウスによって孕まされたとされる。羊飼いがその卵を見つけてレーダーにあずけ、卵がかえるまでレーダーは注意深く胸に収めたという。卵がかえると、レーダーはヘレネーを娘として育てた。ゼウスはヘレネーの誕生を記念して、天空にはくちょう座を創造した。 ●ロヴィアタル(娘) フィンランドにおける冥府の王トゥオニの娘達の中で、一番腹黒く、一番醜いとされる娘。様々な邪悪の元凶とされている。彼女が「罪悪」と「悲哀」の原野に座り込んでいると、東から吹く嵐が荒野を渡ってきて、彼女に身体に吹き付けた。これによってロヴィアタルは妊娠した。彼女は苦しくて子供を産もうとしたが、どうしても生まれない。すると空からウッコの声がして、「子を産みたいなら、ポーヨラに行くといい。かの国ではお前を待ち焦がれている」と言うので、北の国ポーヨラへと向かった。彼女の腹からはなんと九人もの子供が生まれた。「疝痛(発作性・周期性の腹痛の一種)」、「肋膜炎」、「肺病」、「痛風」、「熱病」、「潰瘍」、「疫病」、「疥癬(ヒゼンダニの寄生によっておこる伝染性皮膚病)」、「癌腫」である。ロヴィアタルは子供たちが大きくなると、「さぁ、お前達は、ワイナモイネンの住む里に行って、思う存分人を苦しめるのだよ」と言った。こうして英雄ワイナモイネンの住む里の住人達は、数知れない病気に掛かって次々と死んでしまった。ワイナモイネンがウッコに里の人々の苦しみと悲痛に告げ祈ると、この祈りは聞き届けられ、病人に湯を注いだり、湯気を当てたり、薬草から作った香油を塗ったりすると病はたちどころに治り、ロヴィアタルの子供達は退治された。 ●キップ・テュッテョ(娘) トゥオネラ王の娘。 ●キヴタル(娘) フィンランド神話に登場する病気と苦悩の女神。 ●ヴァンマタル(娘) トゥオネラ王の娘。 【ウルタールの街】 ●賢人バルザイ バルザイの偃月刀の製作者。神官アタルの師匠。 書物から大地の神々について詳しく知り、己の目で見たいと熱望する。しかし蕃神を見て破滅する。アブドゥル・アルハザードの著する『ネクロノミコン』の記述によれば、バルザイはハテグ=クラの山頂で「バルザイの堰月刀」という名の神剣を鍛えたとされている。 ●神官アタル バルザイの弟子。師を失い一人生還する。ウルタールに住む年老いた神官。優に三世紀の時を生きている。 かつて賢人バルザイの弟子である若き神官であった頃、バルザイに伴われて禁断の霊峰ハテグ=クラに登って生還した人物。 ●猫女神バースト その名前の意味は「ブバスティスの女主」である。 ブバスティスにおいて、猫はバステトの聖なる獣とされ、ミイラ化した状態で多数の猫が地下墓地に埋葬されていた。他の崇拝地としてはメンフィス、ヘリオポリス、テーベ、レオントポリス、ヘラクレオポリスが知られている。 初めバステトは「ラーの目」として人を罰する神として恐れられた。やがて「王の乳母」としてファラオの守護者といった役割を持ち、人間を病気や悪霊から守護する女神に変わった。また多産のシンボルとみなされ、豊穣や性愛を司り、音楽や踊りを好むともされる。さらに「蛇の首を刎ねる者」とされ家庭を守ると信仰された。 ギリシア人は、バステトを同じく人間を罰し、子供を守るというアルテミスあるいは、享楽と情愛の神としてアプロディーテーと比較した。 またクトゥルフ神話にも登場し、猫たちから信仰されたり、また残忍な人喰いの邪神として描かれる。ロバート・ブロックが、ブバスティスを邪神として描写する。ブロックはエジプトを題材とした神話作品群にて、猫神ブバスティスを、暗黒神ナイアーラトテップ勢力の一柱とした。ナイアーラトテップはネコ科の野獣を従え、ブバスティスもまた人身御供を食らう血生臭い邪神である。ネフレン=カの没落の際には、ブバスティスの神官団は船でイギリスに逃亡した(暗黒のファラオの神殿、ブバスティスの子ら)。『妖蛆の秘密』の「サラセン人の儀式」の章に記される。 ●猫女神の子マヘス その名は『獰猛なまなざしを持つライオン』を意味する。ライオンまたはライオンの頭を持った、人間として表される。彼は戦争の神であり、ラーの荒々しい性格を具現化している。彼自身荒々しい性格を持つことから、嵐と暴風の神ともされる。彼には火という燃える元素が充てられている。 珍しく雄のライオンの神様。エジプト北部、つまりナイルデルタ地方で信仰された。 ナイルデルタにはもともとライオンは住んでいないので、珍しい動物として崇められたのかもしれない。 神殿では、実際に生きたライオンを飼育しており、死ぬと丁重に葬ったという。 マヘスは王の守護者であり、戦友であった。 ライオンは王の宮殿でも飼育され、王権の象徴でもあった。実際に王がライオンを従えている壁画があり、こちらのライオンも、死ねばミイラ化して丁重に葬られたはずである。ただし、絶対数が少ないためか、今のところエジプトではライオンのミイラはそれほど多くは発見されていない。 エジプト王朝の末期、第22王朝ごろに広く信仰され、上エジプトでも崇められるようになった。 また、メロエの神、アパデマクと習合し同一のライオン神となった。 ●ウルタールの猫 人間並みの知性を持ち、夜になって月が昇ると、月の台地へと跳躍すらできる猫。 彼らは勇猛な戦士でもあり、拠点ともいえるウルタールでは、カーターの友である老いた将軍猫が猫達を統率して、魔法の森のズーグ族や土星の猫といった敵対種族と時折戦争を繰り返している。 猫語を知っていれば猫達と交友を結ぶことも可能。 ●老将軍猫ニャンドルフ ウルタールの猫の指導者。ランドルフという親友から名をもらったという。 ネコタマコの元カレ。 ●猫娘まつ 江戸時代の政情や世相を描いた古書『安政雑記』には、実在の人物として以下のような猫娘の記述がある。 1850年(嘉永3年)、江戸の牛込横寺町に、まつという名の知的障害の少女がいた。幼い頃から彼女は奇癖があり、家の長屋で生ゴミとして捨てられた魚の頭や内臓を食べ、さらには垣根の上や床下を身軽に駆け回り、ネズミを捕まえてむさぼり食っていた。そのネコのような奇行から「猫小僧」「猫坊主」とあだ名され、「深き因縁にて猫の生を受候哉」と噂された。この奇行を心配した母親は医者や神仏に頼ったが一向に効果はなく、厳しく仕置きしても無駄で、遂には剃髪させて尼僧に弟子入りさせた。それでもやはり魚の内臓を拾って食べるような奇行は収まらず、尼僧にあるまじき悪癖の持ち主として家へ帰された。 まつは周囲の子供たちには格好のいじめの標的だったが、たとえ子供たちに追われても、ネコのような身軽さで家の屋根に飛んで逃げるので、誰にも手出しすることはできなかった。一方で大人たちには、家を荒らすネズミを捕ってくれることから大人気で、彼らに銭を握らされ、親には内緒にすると言い含められたまつは、近所の床下やゴミ捨て場でネズミ捕りに耽っていたという。 ●怪猫キャス・パリーグ ウェールズの伝承文学(アーサー王伝説)に登場する怪猫。 ウェールズの三題詩によれば、もとは豊穣の豚ヘンウェン「老白」という名の雌豚から生まれた子猫。 この豚の出産はブリテン島に凶事をもたらすと予言されたため、コーンウォルの豚飼いが、ウェールズ北端まで追跡し、豚が出産した子猫をメナイ海峡に投棄した。。海峡を隔てたアングルシー島(ウェールズ語モーン。ラテン式モーナ)のパリーグの息子らが子猫を拾い育て、成長した猫は災禍となった(「ブリテン島の三人の強大な豚飼いたち」)。 ●妖精猫ケット・シー アイルランドの伝説に登場する妖精猫のこと(ケット=猫、シー=妖精)。人語をしゃべり二本足で歩く上どうやら王制を布いて生活しているらしいことがわかる。また二カ国の言葉を操る者も居て高等な教育水準だということが窺える。 普通、犬くらいの大きさがある黒猫で胸に大きな白い模様があると描写されるが、絵本などの挿絵では虎猫や白猫、ぶち猫など様々な姿で描かれる。 ●招き猫のアネキ・たま 商売繁盛の縁起物とされている。 右前足を上げていると金運を招く、左前足だと人を招く、とされる。左のは客を招きたいお店に置かれることが多い。中には両方上げている欲張りなものもあるが、これを「欲をかき過ぎると失敗してお手上げになる」として避ける向きもある。 発祥は江戸時代とされているが、発祥地については諸説ある。 元々養蚕業や農家の縁起物(猫は作物を食い荒らすネズミを退治する)だったが、時代が下るにつれ広く商売の成功を招く縁起物とされるようになった。 「猫が片腕を上げている」ポーズの由来については、中国、唐の古典『酉陽雑俎』に「猫が前足をあげて顔を洗い、その足が耳をすぎると客が来る」とあることからとされる。 ●眠り猫・ジンゴロウ 眠り猫は、家康の墓所がある奥社への参道入り口、東回廊潜(くぐ)り門の上に掲げられている。伝承では左甚五郎の作。 ●門番猫ゲートキャット 四天王寺は大坂の陣で焼失しましたが、徳川幕府によって再建されました。再建された「猫の門」の猫は、名匠・左甚五郎の作であったと伝えられており、日光東照宮の「眠り猫」と一対となって、大晦日と元旦に鳴きあったといわれています。  また夜になって人がいなくなると、度々ミナミへ遊びに出かけ、「四天王寺の猫がミナミで遊び回っている」という噂が広まっていきました。困ったお寺は、「猫の門」の猫に金網をかけて抜け出さないようにしました。そのため第二次世界大戦の空襲の時逃げ出せず、焼け死んだと言い伝えられています。  現在の猫はまじめに見張り番をしているのでしょう。 ●霊猫チャクラ Cha kla.(タイ) 魔術師が使役すると言われる霊猫。穴に住み、見たり触れたりしたものに死をもたらす。 ●猫の王 北アイルランド。棺を運ぶ猫を見た男性が帰宅し家族に話していると、寝ていた飼い猫が起き上がり「なんだって? なら僕が次の王だ!」と叫んで飛び出して二度と家には戻ってこなかったという。ペルシャ猫のようだ。 ●妖獣猫モヌカ Monuca(スペイン) カンタブリア神話に伝わる山猫と貂の間に生まれる妖獣。生まれてすぐは無色で盲目だが視力を得ると母親を盲目にし殺すために舞い戻る。父である山猫に常に狙われており、成長しても父親に殺されるか盲目になり死ぬ運命だという。これを捕まえた男性には幸運をもたらすが、女性は嫌っており目を攻撃される。 ●精霊猫ユールキャット Yule Cat(アイスランド) アイスランドに伝わる精霊猫。新しい服を着ていないヒト(クリスマス前に仕事を終えなかったヒト)を狙って襲うという。 ●天使猫ウイングドキャット 翼が生えた猫。古くから神話や伝承に出てくる。中国では天使猫とも。 ●半獣猫ワンパスキャット チェロキー神話に伝わる半人半獣の猫。神聖な儀式を見てしまった女性が魔法で変えられた姿。三対の足を持つ。 ●猫狼カロプス Calopus 猫の頭に狼の体、カモシカの角を合わせた紋章動物。もとはユーフラテス川周辺に伝わる幻獣。フランス語でChatloup(猫狼)とも呼ばれる。 ●兎猫キャビット Cabbit(スコットランド) 猫とうさぎの間に生まれるとされた未確認生物。多数の目撃情報があるが多くはマンクスやホプテイルキャットなどの見間違い。 ●魔猫ガット・マンモーネ Gatto Mammone イタリアの伝承や物語に登場する魔猫。巨体だが一切の音を立てずに移動できる。人々に害を為す存在だが、物語によっては良い精霊として語られる。子どもたちを驚かす怪物でもある。 ●山神の使いコア Ccoa(ペルー) ケチュア神話に登場する猫の精霊。山神アプの使い。光る目で雷や雨を操り蝕を引き起こし口からは雹を放って田畑を荒らすが作物を捧げることで鎮められる。 ●サボテン猫カクタスキャット Cactus cat(アメリカ) アメリカ南西部に伝わる猫。全身がサボテンのような硬い棘に覆われており、サボテンに傷をつけて樹液を発酵させ、酒を作って飲む習性を持つ。酒を飲んで酔ったカクタスキャットは一晩中叫び声を上げるという。 ●魔女の飼い猫グリマルキン Grimalkin(スコットランド) スコットランドの高地に住む妖精猫。魔女や魔女の飼い猫を指す。魔女は9回まで猫に変身でき、変化するたびに尾が増えるという。 ●怪物猫タッツェヴルム Tatzelwurm アルプス地方で目撃された怪物。猫の頭に蛇のように長い身体を持つ。毒を持ち、金切り声を上げるという。 ●偉大なる猫マウアー Mau-Aa(エジプト) 悪神アペプを討ち倒すために変化した太陽神ラーの猫の姿。太陽の船の進行を妨げる蛇アペプと毎夜戦いを繰り広げている。『偉大なる猫』を意味する。 ●山猫霊ルシフィー Lusifee(アメリカ/カナダ) ワバナキ北部の民間伝承に登場する邪悪な山猫の霊。うさぎを殺そうと奔走するが逆に出し抜かれてしまう。 ●棘球猫ボールテイルキャット アメリカ、北米の民間伝承に登場する猫。長い尾の先に棘のついた球を持ち、樹上で持ち構え下を通る旅人を襲う。今は生息域が減ってしまったという。 ●地獄猫マタゴット Matagot(フランス) 南仏に伝わる精霊。毎日欠かさず食事を与えれば夜明けに金貨を返してくれるが、礼を尽くさないと報復されてしまう。9人の主人に仕え、最後の主人を地獄へ導くと言われる。 ●納屋猫オヴィンニク Ovinnik(ロシア) スラヴの伝承に登場する妖精。納屋の隅に住み、気まぐれで放火するためパイや鶏肉を捧げてなだめる。納屋がテリトリーのため、他の妖精が担当する中には入れない。 ●守護猫マフテット Mafdet(エジプト)エジプト神話に登場する蛇やサソリからの守護を司る女神。神聖な場所を守る役割を持つ。法や死刑の神格化でもあり、悪人の心臓を食らう。 ●神獣猫ミシビシュ Mishipeshu(アメリカ・カナダ) ネイティブアメリカンに伝わる神獣。水を司り、洪水や嵐を引き起こす。空を司るサンダーバードと対の存在。銅脈を守護する存在でもある。 ●不思議猫チェシャ チェシャ猫(チェシャねこ、英: Cheshire cat〈日本語音写例:チェシャーキャット〉)は、ルイス・キャロルの児童小説『不思議の国のアリス』(1865年)に登場する架空の猫である。日本語では ""Cheshire(チェシャー)"" の音写形の表記揺れと翻訳者や翻案者等の個性により、「チェシャー猫」「チェシアの猫」「チェシャーキャット」等々、様々な呼ばれ方をしている。歯を見せたニヤニヤ笑いを常に浮かべ、人の言葉を話し、自分の身体を自由に消したり出現させたりできる不思議な性質を具えた、劇中で最も異能の存在として描かれている。 1780年代に初出した "grin like a Cheshire cat" という英語表現がある。これは「チェシャーの猫(あるいは、チェシャ猫)のように、歯を見せてニヤニヤ笑う」「むやみにニヤニヤ笑う」「歯茎を出して笑う」「訳も無くニヤニヤ笑う」などという意味で、"cat" を省略する形もある。例えば "He grins like a Cheshire cat." と言えば「彼は訳も無くニヤニヤ笑う。」などといった意味になる。 ●ラドカーン 国際魔法使い協会の『24人の長老たち』のひとり。 ラドカーンの伝説によると、あるとき、24の頭を持つ竜が月と太陽と暁の星を奪ったため、その国は暗闇に陥った。王は、太陽などを取り返した者に娘と王国の半分を与えるという国中におふれを出したが、誰も応じない。さて、若者ラドカーンは鍛冶屋の3人兄弟の末っ子だったが、王の使いの兵士からおふれの事を聞いて志願した。2人の兄は、ラドカーンの出発を妨害した上で自分達が出かけていった。ラドカーンはとんぼ返りしてグリフィンに変身すると、先回りして24の頭の竜を待ち伏せ、剣を交えて竜を倒し、袋に入っている太陽を奪い返した。次に、同じく24の頭を持つ、先の竜の兄弟とも戦って倒し、袋に入っている月と暁の星とを奪い返した。兄達は事態に気付くと、ラドカーンに対して急に親しげな態度をとりはじめた。ラドカーンは魔法で居酒屋を出して兄達にそこで飲み食いをさせ、その間に竜の母親を訪ねて行った。母竜は、ちょうど飼い猫を見失って悲しんでいた。ラドカーンはとんぼ返りをして猫に変身し、猫を抱き上げた母竜の目を刺した。ラドカーンと兄達が母竜の元から逃げる途中、小人が現れ、ラドカーンが持っていた袋をから月と太陽と暁の星を取り出して天に投げた。その瞬間国中が明るくなった。ラドカーンが王に次第を報告すべく城門の中に入ろうした時、母竜が来た。母竜は人の顔が見えるほどの穴に頭まで突っ込み、大口を開けて町全体を飲み込もうとした。すると鍛冶屋のヤーノシュが、7年もの間かまどで焼いた巨大な棍棒を竜の口に棍棒を突っ込んで退治した。王はラドカーンに国の半分と娘を差し出したという。 この民話は天体解放民話の1つとされる。こうした種類の民話は、東方からもたらされたと考えられており、ルーマニア、ブルガリア、スロヴァキアなどの近隣諸国にも類似した民話が伝えられている。 【犯罪都市ダイラス=リーン】 ●『ハン・グレムリン』 暗き者ハンがリーダーの犯罪集団。 グレムリンとはヨーロッパの伝承などに登場する妖精の一種。またはファンタジー物の小説やゲームなどに登場する架空の種族のこと。 元々は人間をサポートしてくれる優しい存在だったが、人間が感謝の心を忘れたので悪戯をするようになったという。 機械や自動車、航空機などに悪戯をするとされ、特に長らく第二次世界大戦中の航空兵の間で信じられていた。 ●暗き者ハン 『ハン・グレムリン』のリーダー。蛇神イグの息子。ハンは『妖蛆の秘密/De Vermiis Mysteriis』に〈暗きハン/dark Han〉と書かれている予言の神である。イグ(Yig)と共に言及されることが多い旧支配者である。 その存在は吠える霧のような恐怖そのものでありイグの崇拝と結びつく存在であるといわれ、イグのもとで遺跡内部を守るために巨大な無限迷宮を警備していると言われている。 その冷たいと感じる霧はハンの到来とともにゆっくりと濃くなっていき視界が2,3メートルまで濃くなっていく。そして霧の中でうめき声が聞こえ始めることだろう。この霧の中心にハンはいるという。 文献によってはハンは3メートルほどの大きさをした外套を被った姿で骸骨のような顔をした存在であるともいわれている。しかし霧が濃いためにその姿は影のようにしか認識できず謎に包まれているのだろう。 骸骨のような顔にある口のなかには不浄の炎が燃えている。ハンが移動する際に外套はぼろぼろとはがれ、コウモリの姿になって夜空に舞うといわれている。そうして予言と悪夢を運んでくるのだ。 どうして予言の神であるのか、イグやバイアティス(Byatis)と言及されることが多い神性である。なのでヘビ人間に崇拝されており、クンヤンやドリームランドに教団がある可能性があるといわれている。崇拝者には恩恵として未来を占う力を与えるというが、未来を見るということが良いとは限らない。 ●ならず者ローグ 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●あらくれ者ロウファー 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●はんぱ者ハーフウィット 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●ひきょう者カワード 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●あばれ者ロウディ 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●あわて者ヘイスティパーソン 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●らんぼう者ラフィアン 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●あくたれ者アビューザー 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●どうらく者ハビエスト 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●うわき者フラート 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●あぶれ者フーリガン 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●やっかい者メナス 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●じゃま者オブスタクル 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●うつけ者フール 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●くせ者ヴィラン 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●くわせ者フェイカー 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●つわ者ストロングマン 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●どうけ者クラウン 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●ひねくれ者ドッグインザマンジャー 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー ●わる者ラスカル 『ハン・グレムリン』の二十者と呼ばれるハングレ集団のメンバー 【ズーグ族】 ●ズーグ族 ネズミ怪物。彼らはドリームランドのおぼめく秘密の多くを知るばかりか、現の世界のことも幾らか知っている。 それはこの森が二箇所において人間の世界と接しているからだが、それがどこかを口にすれば悲惨なことが起こるだろう。 ――H.P.Lovecraft ""The Dream Quest of Unknown Kadath"" 長はズーグレア・ラミゲラ。 ドリームランドの真ん中にある「魅惑の森」に住むネズミに似た知的生物。 鼻の下には髭のような触手が密生しており、口からはみ出している凶悪な牙を隠している。穴の中に住んでキノコなどを食べているが、実際は雑食性で、肉なども食べるようだ。「魅惑の森」は2箇所で地上と繋がっているため、ズーグはよく地上にも出現する。ズークは人間と同程度の知性を持っており、非常に文明的な生活を営んでいる。 もしズーグと遭遇した場合、注意深く、社交的に接することによって交渉が可能であろう。ただし、ズーグは狡猾で頭がいいため、交渉には細心の注意が必要である。 ドリームランドの住人で菌類と肉と好んで食べる種族と言われています。 本来は、言葉が通じない相手には襲いかかってくる危険な種族です。 ●ズーグレア・ラミゲラ ズーグ族の族長。 ズーグレア属はグラム陰性の極鞭毛を持つ非芽胞形成偏性好気性桿菌でロドシクラス科の属の一つ。基準種はズーグレア・ラミゲラ。かつてはシュードモナス科に分類されていた。 グルコースやガラクトースなどからなる粘度の高い多糖の層を形成してその中で群落を作る特徴があり、汚水中でフロックを形成する。この性質を利用して活性汚泥で用いられる。 ●ヨーセ ズーグ族。偉大なる聖人の名を冠したという。ヨーセ・ベン=ヨーエゼル Jose ben Joezer、エルサレムのヨーセ・ベン=ヨーハーナーン Jose ben Johanan マカベア戦争の時代に活躍。 ●イェホーシュア ズーグ族。偉大なる聖人の名を冠したという。イェホーシューア・ベン=ペラヒヤー Joshua ben Perachyah、アルベラのニッタイ Nittai of Arbela ヨハネ・ヒルカノス John Hyrcanus の時代。 ●イェフーダー ズーグ族。偉大なる聖人の名を冠したという。 イェフーダー・ベン=タッバイ Judah ben T'abbai、シムオーン・ベン=シェタハ Simeon ben Shet'ach アレクサンドロス・ヤンナイオス Alexander Jannæus とサロメ・アレクサンドラの時代に相当する。 ●シェマーヤー ズーグ族。偉大なる聖人の名を冠したという。 シェマーヤー Shemaiah(サンヘドリン長)、アブタリオーン Abtalion(副サンヘドリン長) ヒルカノス2世 Hyrcanus II の時代。二人とも改宗者。ここまではミシュナー前の時代 pre-Mishnaic era のラビとされる。 ●ヒレル ズーグ族。偉大なる聖人の名を冠したという。 ヒレル Hillel、シャンマイ Shammai ヘロデ王の時代(1世紀)。ミシュナー時代のラビとされる。 【土星猫・サターンキャット】 ●土星猫・サターンキャット 非常に大きな、複雑な模様をもった小さな宝石の塊で形成された、猫に似ていると言えなくもない生物。 地球の猫達と不倶戴天の関係にあり、よく月の裏側で激しい戦いを繰り広げている。 ムーン・ビーストたちとは協定を結んでおり、地球の猫に対して共同戦線を張っている。 ●パン 土星猫『羊飼い』の一員。羊飼い衛星は 土星の環の周囲、又は間隙の中を周回し、その重力によって土星の環の内外縁や間隙、空隙を維持しているものと考えられている。 ●ダフニス 土星猫『羊飼い』の一員 ●アトラス 土星猫『羊飼い』の一員 ●プロメテウス 土星猫『羊飼い』の一員 ●パンドラ 土星猫『羊飼い』の一員 ●ヤーヌス 土星猫・共有軌道軍の者。 ローマ神話の出入り口と扉の守護神。前と後ろに反対向きの2つの顔を持つのが特徴の双面神。物事の内と外を同時に見ることができた神。表現上、左右に別々の顔を持つように描く場合もある。一年の終わりと始まりの境界に位置し、1月を司る神である。 入り口の神でもあるため、物事の始まりの神でもあった。1月の守護神であるのは、1月が入り口であり、年の始まりでもあったためである。それから来て、過去と未来の間に立つという説明もする。 ●エピメテウス 土星猫・共有軌道軍の者。 ●ミマス 土星猫・内大衛星軍。 内側の大衛星群はE環の内側に軌道を持つ。 ●エンケラドゥス 土星猫・内大衛星軍。 内側の大衛星群はE環の内側に軌道を持つ。 ●テティス 土星猫・内大衛星軍。 内側の大衛星群はE環の内側に軌道を持つ。 ●ディオネ 土星猫・内大衛星軍。 内側の大衛星群はE環の内側に軌道を持つ。 ●アイガイオン 土星猫・アルキオニデス軍。 内大衛星群の中にある小衛星のグループ。 ●メトネ 土星猫・アルキオニデス軍。内大衛星群の中にある小衛星のグループ。 ●アンテ 土星猫・アルキオニデス軍。内大衛星群の中にある小衛星のグループ。 ●パレネ 土星猫・アルキオニデス軍。内大衛星群の中にある小衛星のグループ。 ●テレスト 土星猫・トロヤ軍。テティスにはテレストとカリプソが、ディオネにはヘレネとポリデウケスが各大衛星の前後に60°離れたラグランジュ点にそれぞれ一つずつ存在し、土星を周回している。 ●カリプソ 土星猫・トロヤ軍。テティスにはテレストとカリプソが、ディオネにはヘレネとポリデウケスが各大衛星の前後に61°離れたラグランジュ点にそれぞれ一つずつ存在し、土星を周回している。 ●ヘレネ 土星猫・トロヤ軍。テティスにはテレストとカリプソが、ディオネにはヘレネとポリデウケスが各大衛星の前後に62°離れたラグランジュ点にそれぞれ一つずつ存在し、土星を周回している。 ●ポリデウケス 土星猫・トロヤ軍。テティスにはテレストとカリプソが、ディオネにはヘレネとポリデウケスが各大衛星の前後に63°離れたラグランジュ点にそれぞれ一つずつ存在し、土星を周回している。 ●レア 土星猫・外大衛星軍。土星の最大級の衛星はE環の外側を周回し、別個の衛星群として考える事ができる。 ●タイタン 土星猫・外大衛星軍 ●ヒペリオン 土星猫・外大衛星軍。他と比較すると少々小さく、自転や形状がかなり不規則である ●イアペトゥス 土星猫・外大衛星軍 ●不規則軍・イヌイット群 土星猫のこの軍にはキビウク、イジラク、パーリアク、シャルナク、タルクェクなどが属する。イヌイット群は順行軌道を持ち、各軌道要素が充分類似している(低離心率、高(40 - 50度)軌道傾斜角)衛星からなる群である。 ●不規則軍・北欧群 土星猫のこの軍にはフェーベ、グレイプ、ヤルンサクサ、ムンディルファリ、スットゥングル、ハティ、スリュムル、エーギル、フェンリル、スルト、ユミル、ロゲ、フォルニョートが属している。北欧群は土星の外周部を公転する逆行軌道を持つ衛星群である。 ●不規則軍・スカジ群とナルビ群 土星猫のスカジ軍にはスカジ、スコル、ヒュロッキン、S/2006 S 1、ベルゲルミル、ファールバウティ、S/2006 S 3、カーリなどが属する。 ナルビ群は他の逆行衛星と比較しても傾斜角が大きく(黄道面から140度程度、土星の赤道面から110度程度)、スカジ群とは別に扱われている。ナルビ、ベストラなどが属する。スカジ群とナルビ群は単独の群ではなく、北欧群の中にある比較的軌道傾斜角の大きい衛星群(副群)である。 ●不規則軍・ガリア群 土星猫のこの軍にはアルビオリックス、ベブヒオン、エリアポ、タルボスが属する。 ガリア群は順行軌道を持ち、各軌道要素が充分類似している(高離心率、中(35度)軌道傾斜角)4つの衛星からなる群である。 【その他・登場人物】 ●レッド・マント 凶刃を持つ強靱な狂人。都市の伝説の男。赤い盗賊団随一の強者であり狂者。 ●レッド・シューニャ サタン・クロースの娘。まだ幼い女の子、特殊呪文の使い手となる。レッドマントの養女となる。 ●ニャルラトホテプ アザトースの息子。『海王国』の暗黒のファラオと称される。 ニャルラトホテプは旧支配者の一柱にして、アザトースを筆頭とする外なる神に使役されるメッセンジャーでありながら、自身の主で旧支配者中、最強のアザトースと同等の力を有する土の精であり、人間はもとより他の旧支配者達をもさげすんでいる。 「這い寄る混沌 (The Crawling Chaos)」 「無貌の神 (The Faceless God)」 「暗黒神(The Dark Demon)」 悪心影は漆黒の和式甲冑に身を包んだ暗黒将軍と呼ばれる威風堂々とした人型のニャルラトホテプの化身です。 「闇に棲むもの (Dweller in Darkness)」 「燃える三眼」 「顔のない黒いスフィンクス」 「ブラックファラオ(The Black Pharaoh)」 「大いなる使者」 「強壮なる使者」 「百万の愛でられしものの父」 「夜(月)に吠ゆるもの (Howler in the Dark)」 「盲目にして無貌のもの」 「魔物の使者」 「暗きもの (Dark One)」 「ユゴスに奇異なるよろこびをもたらすもの」 「古ぶるしきもの」 「膨れ女 (Bloated Woman)」 「血塗れの舌の神(The God of the Bloody Tongue, or the Bloody Tongue)」 ●闇のデーモン ニャルラトホテプの化身の1つで、『宿主』とも呼ばれる。 この化身はコンタクトする人間をターゲットに、ニャルラトホテプとターゲットの精神を交換し、ニャルラトホテプの精神を宿した人間の肉体が変容する事で顕現る。 『漆黒の鱗に覆われた爬虫人類』と言う外観をしている。 変容の詳細 まず、刃物状の石片を用いて、ターゲットの手に奇怪な紋様を刻む。 これにより、ターゲットの肉体にナイアルラトホテップの精神が宿り、それに合わせて肉体の変容が始まる。 変容の激しい部位からは腐敗臭が漂い、内部は人間では有り得ない関節が幾つか発達していく。 最期にコンタクトを終えた所で、ナイアルラトホテップとターゲットの精神と肉体は復元されるが、変容してしまった肉体は二度と元に戻る事はない。 ●アイム アマイモン配下のキトラのギルド職員。猫の獣人。バステトが起源の悪魔。火の使い手。 ●デウス・ウルト 正体は……。世直し大好き将軍。 ●フドウさん デウス・ウルトの従者。 ●ハンニャ・ハラミタ デウス・ウルトの従者。
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