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休日の昼間、買い物帰りにふらっと通った路地の奥。何気なく覗いた先にあったのは『過去写真館』と書かれた看板。
見慣れない名前の店に興味を持った俺は、怖いもの見たさに店の扉を開けた。
最初に飛び込んできたのは壁一面に貼られている幼い自分だった。入学式や運動会といった行事の写真から無邪気にはしゃいでいる日常の写真まで。
俺はあまりの衝撃に体中の筋肉が固まった。
なぜ俺の写真がここに? それも、こんな昔の写真をどうやって?
鳩尾の辺りに疑問と恐怖の混ざった気持ちの悪い感覚が襲ってくる。
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