第1章 追憶:二人の馴れ初め

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その夜いつもの居酒屋に行くと竜がいた 「あ、りゅー!」 そういうと撫子は真っ先に竜に抱きついた 「あの・・・ごめんね片桐君」 「生嶋さん?あぁいやどうしたの?」 「佳子っちがねりゅーにお礼をって」 「あぁ、いやむしろ撫子のおかげだからさ」 「ううん、違うの実はね」 そういうと佳子はあの男に脅されていた経緯を話した 「・・・・そっか」 「ほんっとごめん!」 「まぁ、しゃあないよ、な?」 「か、かごっちぃ・・・・」 竜の隣にいた撫子が泣き始めた 「そんな大事なことなんで話さなかったんだよぉ」 「ごめん・・・・」 実はあの夜佳子がたまたまあの男に出くわして 以前の話をしてしまったのが原因だったようだ 「二人にはマジで迷惑かけた!」 「それなら仕方ないよ」 「ヴん、りゅーの言うどおり」 「じゃあ、今日は生嶋さんの奢りで」 竜がふざけて言うと 「そのつもり!何でも食べて!」 「じゃあ、大盛りからあげ4人前と・・・・・」 その夜は3人でおおいに盛り上がった
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