第3章 追憶:帝都大天空塔立てこもり事件

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撫子は昼過ぎ頃に大天空塔に向かった しかし竜の姿は見つけられなかった 諦めて帰ろうとした途端 竜の姿がそこにあった しかし以前の竜とは見違えるくらいに変わってしまっていた そのことに驚いた撫子は声もかけずその場を去ってしまった 家に帰りテレビをつけると ニュースの生中継が映った それを見ると 撫子は驚きのあまり固まった そこにはあの豹変した竜が大天空塔のお客を人質に 大胆な立てこもりをしている姿が映ったからだ その姿にショックを受けた撫子はテレビを消して そのまま布団に入った きっといやな夢でも見ているんだと そう言い聞かせて目を閉じた 夢の中で苦しむ竜を見ては起きてを繰り返していた その翌日 撫子は意を決してとある人物へと電話をかけた
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