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その人物とは
以前撫子に名刺を渡した
小田島大三郎だった
名刺の連絡先にかけると大三郎が出た
「あ、すいませんいきなり」
「あぁこの間の御嬢さんどうしたんですか?」
「あの、りゅーは?」
「大丈夫、今は落ち着いているよ」
「よかった・・・・」
「それで私に電話をしてきたということは」
「あのりゅーの事教えてください」
そういうと大三郎から事の顛末を聞いた
「・・・・・そんなことが」
「それで彼には私直属の部下になってもらおうと」
「え・・・・」
「しばらくだが君とも会えない」
「そう・・・ですか」
「それでだ君に頼みがあってな」
そういうと大三郎が3つの要求をした
1つ目は今いる家を引き払い大三郎の用意した家に住む
2つ目は直属のチームとしてきちんと成果がでるまで連絡をしない
3つ目は竜のことを最後まで信じてほしい
とのことだった
撫子は
「はい、大丈夫です」
というと数日で家のものを整理し
大学をやめ大三郎の指定した家へと向かった
引っ越しの当日大三郎が来た
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