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ああ、そんなつもりはない。楽しいおまじないのつもりだった。それなのに多分そこら辺の霊を捕まえてしまったのだろう。そして、呪文が名前と認識されてしまった。そんなつもりはなかったのに。失敗して当たり前の新しい遊びのつもりで作ったのに。
途中でやめるための手順を作ればよかった。それか揃えにくいものを使ったりして、儀式が成り立たない状況の方が当たり前になるような手順にすればよかった。
もうあれは私の手を離れてしまった。今更変えることはできない。一組目の犠牲者を出してしまった。もう最初の私たちのような感覚で遊べるものではなくなってしまった。申し訳ない。申し訳ない。
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