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「そう?私はすぐどんなのか分かったよ」
「えっ!どんなの?」
いつもテニスの事しか考えてないめぐに分かるなんて。僕は考えすぎていたのかな、と思った。
「私のテストの答案!ほら!0点!これはレアでしょ!」
杞憂だった。
「0点なんかいつも取ってるじゃん」
「失礼な!いつもは5点くらい取ってますー!」
「どっちも同じだよ・・・」
期待を返せ、と言いたいところだけどめぐには返せる点数すら無い。
「めぐ、レア度の問題じゃないよ」
「え?そうなの?うちの甥っ子が犬に噛まれた写真は?」
「ボツ。はあ、めぐに聞いた僕が悪かった・・・」
なんだか無駄に疲れてしまった。やっぱり明日ゆっくり考えることにしよう。そう思った。
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