軟波カシン2

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言い終わりと同時にスパァァンと強烈なツッコミを受けた 「ってかアンタ、カッコ付けて言ってるけど、さっきから1本も矢刺さってないからね?」 「おぉー」 また、隣のケンタが矢を放つと歓声と拍手が起こった。 「もう、ケンタプロじゃん」 「コツを覚えて練習したらみんなすぐに上達するよ」 「構えはプロなのに、全く上達しない人が1人いるよー」 キョウコがそう言うと、冷ややかな笑いが起こった。もう、こうやって笑い合えるのが最後かもしれない。けれど、明日勝つ事が出来ればこんなアプリから解放されるかもしれない。 不安と期待を胸に抱きながら作戦会議を始めた。
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