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「敵の能力が分からない以上、やれる事もかなり限られてるわね」
「えぇ、対戦場所は神がよくバトルする並木通りです。下見しましたが、それなりに人通りもあって俺の変身能力はなんとか発揮できると思います」
「なら、決まりじゃない？キョウコちゃんや、アナタ達2人には申し訳ないけど引きつけて囮になってもらって、何とか不意打ちを成功させないと」
ケンタ達も腹は括っているようだ。決戦を前に表情に迷いがない。
「俺達はそれで構わない。死ぬつもりもないし、勝つ事をまず考えてる。タイガーの時の詫びもあるしな」
「私もそれでいいわ」
「俺もだ」
ケンタに続き、キョウコ、カエルも賛同した。そして、最後にシュリさんは問う。
「アンタは？何かある？」
「えぇ、もちろん。このままだと俺達は必ず負けますよ。シュリさんの作戦はモンブランのように甘いです」
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