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………
里依紗が高世くんの隣に居る
男子の名前を呼ぶ
「和久井くん！」
和久井くんがキョロキョロして
探している
「こっちこっち！」
和久井くんが気がついて
「おぉ…里依紗？
どうした？」
「里依紗！言わないで？」
高世くんが私の方を見た…
「あのさ…私たちと一緒に
自由行動、回らない？」
ふぅ…
いきなり言われるかと思った
「里依紗、悪いよ。
一緒に自由行動なんて…」私が言うと
「俺は良いけど？
高世は？」
「和久井が良いなら
僕も良いけど…」と言った
嘘？！
まさかのOKが出てしまい
私たちは
高世くんと和久井くんと
一緒に自由行動することになってしまった
里依紗と和久井くんが
並んで歩き出す
「ごめんね…高世くん。
私たちと一緒に行動することになって…」
「大丈夫だよ。
えっと…名前、教えてくれる？」
そうだよね…
名前…知らないよね？
「2組の紺野 つばさです。」
「紺野さん？
僕は1組の高世 冬麻です。
よろしく。」
「…よろしく。」
お互い自己紹介をした
何か変な感じだ…
里依紗は和久井くんと
話をしてるし…
私…何を話したら
良いんだか…
悩んでると
「紺野さんは何中？」と聞かれた
「えっと…西中なんだけど…
知ってる？」
「あぁ…知ってるよ。
同じクラスにも居るからさ。」
「そうなんだ？」
「うん…」
その後…どう続けたら
良いかと悩んでいたら
里依紗が振り返った…
………
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