139人が本棚に入れています
本棚に追加
………
交互に私たちを見ながら
里依紗が言った…
「あのさ…和久井くんと
私でふたりで自由行動してくる。
2時間後に◯◯で合流しようよ。」
えっ?
「何言ってるの?
里依紗?」
私は驚いて言うと
「だから…私は和久井くんと一緒に…」
「無理だよ。
急にそんなの!」
『高世くんと仲良くなる
チャンスだよ。』里依紗が耳元で囁く
その囁きが悪魔の囁きだって
思ってしまった…
高世くんだって
よく分からない私となんて
無理なはず…
高世くんを見ると
「僕は大丈夫だよ。紺野さん。」
里依紗と私を見ながら言った
何か勘違いしてるぽい…
多分、高世くんは
里依紗が和久井くんのことを
好きだと思っている…
「じゃあ…そう言うことで。
よろしくね、高世くん。」
そう言うと
里依紗は和久井くんと
何処かへ行ってしまった…
「ごめんね…
里依紗は悪い子じゃないんだけど…」
「うん、分かってるよ。
紺野さん、何処か行きたい所ある?」
スマホの地図を出して
高世くんは行き先を探しだした…
………
最初のコメントを投稿しよう!