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………
交互に私たちを見ながら
里依紗が言った…
「あのさ…和久井くんと
私でふたりで自由行動してくる。
2時間後に◯◯で合流しようよ。」
えっ?
「何言ってるの?
里依紗?」
私は驚いて言うと
「だから…私は和久井くんと一緒に…」
「無理だよ。
急にそんなの!」
『高世くんと仲良くなる
チャンスだよ。』里依紗が耳元で囁く
その囁きが悪魔の囁きだって
思ってしまった…
高世くんだって
よく分からない私となんて
無理なはず…
高世くんを見ると
「僕は大丈夫だよ。紺野さん。」
里依紗と私を見ながら言った
何か勘違いしてるぽい…
多分、高世くんは
里依紗が和久井くんのことを
好きだと思っている…
「じゃあ…そう言うことで。
よろしくね、高世くん。」
そう言うと
里依紗は和久井くんと
何処かへ行ってしまった…
「ごめんね…
里依紗は悪い子じゃないんだけど…」
「うん、分かってるよ。
紺野さん、何処か行きたい所ある?」
スマホの地図を出して
高世くんは行き先を探しだした…
………
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