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………
ふたりで並んで座っていると
ちょっと緊張してきた
高世くんは
私の隣で普通に
炭酸ジュースを飲んでいる
当たり前かぁ…
高世くんは私のこと何とも思ってないから
飲んでるだけでも
カッコよく見えるてしまうのは
やはり私が高世くんに
好意を持ち始めたから?
まだまだよく分からない
私も一口お茶を飲んだ…
「紺野さんって…兄弟居る?」と高世くん
「ううん…高世くんは?」
「…妹が居るよ。
まだ小学生なんだけど…生意気なんだ。」
高世くんの優しさは
妹さんが居るせいなのかな…
「良いな…高世くんが
お兄さんなら。
生意気でも、可愛いでしょ?
私…兄弟居なくて
小さい頃、寂しい思いしてたから。」
「まぁね…生意気だけど、
妹は可愛いかな。」
そう言って微笑む高世くん
普段見せない一面を見ることが出来て
私は嬉しかった
「紺野さん…そろそろ、行こうか?
チェックポイントにも
行かなきゃならないし。」
「そうだね?行こう。」
私たちは
スカ◯ツリーに向かい
チケットを購入し
展望デッキへと向かった…
………
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