138人が本棚に入れています
本棚に追加
………
名前を呼ばれた方を見ると
里依紗と和久井くんが
並んでいた
「里依紗。」
『つばさ…どうだった？』
里依紗が耳元で聞いて来た
「どうもこうも…
ふたりでスカイ◯リー
行っただけだけど…」
「えっ？本当にそれだけ？」
「…うん。」私が答えると
「まだ…チャンスはある！」
里依紗はウィンクして私に言った
チャンスって…
里依紗に振り回されてる感半端ないよ…
「高世くん、悪いんだけど
4人でお茶した後…
つばさのこと送ってくれるかな？」
…えっ？
里依紗…何言ってるの？
「待って…里依紗！
高世くんだって…困る…よ。」
私が言いながら
高世くんと里依紗の間に入ると
「良いよ。紺野さん、駅どこ？」
…えっ？
高世くん良いの？
「悪いよ。
送ってもらうの。」
まともに話したのも
今日が初めてなのに
帰りまで一緒なんて
ハードル高すぎる…
「高世くんが良いって言ってるんだから
大丈夫だよ。」
里依紗は私だけに分かるように
ウィンクをした
結局、送ってもらうことになり
その前に4人で
カフェに入ることになった…
………
最初のコメントを投稿しよう！