Epilogue

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「ねぇ、麻琴。ほかに……まだなにかある?」 恭介は上目遣いで黒い笑みを浮かべる。 ……やっぱり、いつまでも話は逸らせないわね。 麻琴は肩を(すく)めて、首を左右に振った。 「And then…shall we get going,my wifey?」 〈それじゃあ…そろそろどうかな、僕の奥さん?〉 恭介の視線の先には、寝室(ベッドルーム)が見える。 「Yes,let’s…my hubby.」 〈えぇ、いいわよ…あなた〉 麻琴は観念して、ようやく首を縦に下ろした。 だけど、その顔は知らず識らずのうちに、期待に満ちた華やかな笑顔に彩られていた。
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