第1章 この本、もしかして

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久しぶりに帰ってきた地元を今日発つ。 早く自分の仮住まいに戻ってゲームがしたい気分と、もう少し実家にいたい気分が混在している。 この歳になっても、母親との口喧嘩はなくならない。口喧嘩しているときは、絶対母親が悪いと思うけど、離れると圧倒的に自分が悪いことに気がつく。いつもこれを繰り返す。自分はいつ大人になるのか。罪悪感ばかり帰省のたびに募らせていく。
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