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留依の質問に正孝は首を横に振った。
「それはわかんないね。ほかにもおじいちゃんやおばあちゃんがいたかもしれないしさ、女の子は『お姉ちゃん、おかえり』って云ったらしいから、あとひとりかふたりぐらいは子供がいたのかもしんないしね……」
「……ふーん、じゃあ、これから私たちで確かめに行かない?」
留依がフトそうみんなに問いかけた。
「おいおい、冗談だろう? そんな都市伝説チックな噂を頼りに訳の分からないとこに行ってどうすんのよ?」
ドリンクバーから戻ってきた隆がそう返した。
「そうだよ、だいいち場所がわかんねーや」
「でもさ正孝さん、怪談サイトに行けば、結構いろんなな情報がのってるんでしょう? 地図とか、それらしい住所とかはないの?」
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