第1章 あぁ新学期 高校生活も半分きたね

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第1章 あぁ新学期 高校生活も半分きたね

今日から二学期がはじまります 夢前家の朝は、騒がしかった。 ドタドタドタ だれかが 階段を急いで下りてくる音がする 「おはよー」 パジャマを着たままの美優が、二階の自分の部屋から、リビングに下りてきた 「美優、おはよー。早く顔を洗って、ご飯にしなさい」 美優の母親が、サラダをテーブルに置きながら言う 「はーい」 美優は洗面所に行き顔を洗うと、ダイニングテーブルのいつもの椅子に座った 「ねぇ、美優。今日から学校よ。もう少し、早く起きれないの?」 美優の姉が言う 「まだまだ気分は、夏休みなの。それに、今日は、始業式だけだから半ドンなの。」 「半ドンだなんて、いったい あんたは何歳なの。昭和のオヤジか」 「いいなぁ、姉貴は。まだ 夏休みなんでしょ」 「ふふふ、いいでしょう」 「ほんと、不公平な世の中だよ」 「世界の平和を乱してる、あんたに、言われたくないわよ」 そこへ母親がやってきた。 「もう、あんたたち、新学期そうそうやめなさい。」 「私は、まだ休みなのよ」 「美穂(姉の名前初公開)ったら、もう少し妹に優しくできないの」 「それを言うなら、もっと姉に気を遣ってからにしてほしいわ。そうそう、お母さん、大学の友達が、今度 泊まりに お出でって言ってる。行っていいかしら」 「友達って、女の子?」 「もちろんよ」 「なら、いいけど。年頃なんだから気をつけてね」 「お母さん 大丈夫だって。姉貴に男なんて、無理無理。向こうから、返品シール貼られて返ってくるわ」 「はぁ?半額シール貼っても売れない、あんたはどうなのよ?」 「ふふふ。教えない」 「美優、あんたも、男の子には気をつけなさいよ」 「はーい。わかってるわよ。小村君は、そんな人じゃないもの」
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