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デストリュは、まるで眠って起きたかのような感覚で目を開けると、テヒニクとセルヴォーと三人で、ヨシミツが王室から出てきたところを捕らえた場面に切り替わっていた。
更に、切断された筈の右腕もしっかりと付いていることを確認した。
デストリュだけでなく、テヒニクとセルヴォーも同じ感覚であり、二人は怪我が治っていることに動揺していた。
「…どういうことだ、ヨシミツ。」
「…未来を…あなたたちにお見せしただけ…今、あなた達が考えていることを実行に移せばどうなるかを。」
ヨシミツは剣の切っ先に囲まれながら、無表情で話した。
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