そして俺は叫んだ!

1/1
98人が本棚に入れています
本棚に追加
/55ページ

そして俺は叫んだ!

 本来は午前中は院長である母親が担当、午後からは俺とシフトを組んでいる。だから俺は、毎晩、夜中にエブリスタの作品を書く。  それなのに、だ。ほぼ毎日、午前中に絶対と言ってよい程、母親から電話がくる。 「早く来て!忙しい。」  忙しいのはわかる。正直、朝から晩まで忙しい。だからこそのシフトだろう?と思う。朝の10時から12時までの2時間くらい、一人で何とかなるだろう?と思う。いや、何とかしてくれ!と叫びたい。 『そして私は叫んだ!』の妄想コンテストに応募するつもりはないが 『何とかしろおおおおお!』 『一人で頑張れやあああ!』 と、叫びたい。  ああ、もう寝ないと、明日もまた電話で起こされる。
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!