林家の嫁のつぶやき （林家の嫁２）

４、林家の嫁の服装

　うちの嫁の格好には問題がある。

　お尻の線が見えるジーパンに、学生のようにリック型の鞄をいつも下げている。

「お袋それどこに問題あるんだ」

「お尻の線が見えてフリフリするなんでなんてハレンチ。
嫁としてなってない」

と息子に私は憤った。

「そんなことより、お袋、もうすぐ時間だけど」

「ああそうね」

今日は次男が結婚相手を連れて挨拶にくる。

長男の嫁は皿もろくに洗えないし、ぴったりしたジーパンをはいてハレンチな姿の服をきているし、気が利かない。
その上、外国人だから、基本もわかってやしない。
今度次男の嫁になる娘は、わが国の人だし、ちょっと期待してもいいだろう。

そう思いながら、次男の嫁候補のあいさつに期待を膨らました。

「お義母さん、こんにちは」

次男が嫁候補をつれてきて驚いた。

短パンジーンズに、タンクトップに、裸足にサンダル。
ジーパンにも切れ目が入って太ももが見える。お尻の丈の短さもギリギリだった。