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「あぁー、さっぱりして気持ちいい。
シャワー、ありがとう。」
腰にタオルを巻いただけの半裸の美樹は、実に自然体であった。
厚はすでに短パンTシャツに着替えて子猫にかまっていたが、内心はいつも見慣れているはずの美貴の体にドキドキしていた。
「牛乳ある? あるなら、少しだけ温めてあげてみましょう」
厚は冷蔵庫から牛乳をとりだし、お皿に少しあけてレンジで温め、子猫の前に差し出した。
猫は最初は恐る恐るだったが、すぐに勢いよく舐め始めた。
その様子を優しい表情で見守る美樹はとても美しかった。
「ねぇ、いつもそんな風に美貴のことも見てるの?」
気づけば俺は美樹を抱きしめていた。
いい匂いがした。
体毛の薄い肌もすべすべで心地よい。
キスをしたあとはもう、夢中になった。
それが男の身体であっても関係ない。
美樹のすべてに手と唇と舌で触れた。
そして、美樹との交際が始まった。
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