塩満元太の欲求

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 半ば強引にラグビー部の練習に引っ張っていったのだが、意外なことに、雄介はすぐにラグビー部に入部した。  体格がよい、というか太っているから当然ポジションはフォワード(スクラムを組む側)志望。  俺としては、自分が左プロップ(最前列の三人の一番左)なので、雄介がフッカー(最前列真ん中)なら、いつも隣で、スクラムが組めると思っていたのだが、フッカーというポジションはラインアウトスローを担当する重要な役割がある。  運動が得意ではない雄介は上手にボールを投げることができないので、右プロップのポジションを練習することになった。  同じクラス、同じ部活、同じポジション。  雄介と一緒にいられる時間はいつでも幸せだった。  試合の帰りに銭湯にいったり、合宿で共用シャワーを使ったりするときには、雄介の全部を、もちろんかわいいモノも目に焼きつけ、夜には妄想で楽しんだ。  興奮した雄介のモノはいったいどんな風になるんだろう?  これは今でもまだ未確認の事象である。  
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