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湯船で顔を一洗いして、気合いを入れた。
よし、人生初の大告白をしようじゃないか!
そう決意した刹那、
「高校一年の春、教室で雄介を見て一目惚れをした。あれから七年、俺はずっとずっとずっと雄介が大好きだ!
今でもずっと雄介をエロい目で見てるし、雄介とセックスがしたい。
そして、一緒に暮らしたい!」
怒っているような、いや、泣いているよな、照れてるのか、もう感情が追いつかなくてどんな、顔をして良いのかわからない顔の元太を見た。
俺は泣いていた。
もちろん、嬉し泣きだ。
あの憧れだった、元太が、きっと初恋であった元太が俺のことをずっと好きだったって。
信じられない。
俺とセックスがしたい?
俺もだよ、元太。
した過ぎる。
今すぐにでもしたい。
「本当に俺なんかでいいのか?」
泣きながら元太に抱きついた。
「バカ、お前じゃなきゃ駄目なんだよ、俺は。
一緒に暮らそうぜ。
そして、いっぱいセックスしよう。」
元太は大笑い泣きしながら、さらに強く抱き締めてくれた。
そして、
「隆、ありがとなー!」
お前のおかげだ。
よく気づいてくれたよ、まったく」
と隆に謝意の言葉を送った。
「そりゃあ、気づくだろ普通。
なぁ?」
「そうだね、気づかない二人が鈍感すぎるよ」
厚と美貴が笑顔で言い放った。
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