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3.苦痛
そう言った倉田は歪んだ笑みを浮かべ、俺を押し倒した。
その上に馬乗りにされ、息苦しさでむせる。
「そうだなあ…痛みは感じないんだ。そりゃ無敵かもね。でもじゃあ、苦しさは?どうなるんだろうなあって、ずっと考えてたんだよ」
首に手をかけられ、ぐっと力を込めてきた。
「うっ…ぐ、ぅ…」
抵抗しようにも、身体が上手く言うことを聞かない。手を解こうとするも、力が入らない。
「は、ハハ!可愛い声出すなあ!」
「…だ、だれ、か…」
「いやあ、これはこれで興奮するかも」
「…ッ」
倉田は俺の耳にそっと話しかけてくる。その吐息に気持ち悪さを覚える。
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