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二日目
ある昼下がり。私がコーヒーでも飲もうかと考えていると、店に女がやってきた。
女は言った。「あっ、やっぱりここにいた。またこんなところに一人で来て」
私は言った。「なんだい、ご注進かい」
「どうして私を呼んでくれないのよ──私、いちごミルク」
「俺はブレンドコーヒーを。ミルクは結構」
「カッコつけ」
「子供舌──確かに空だけははっきり明るくなったけど、それでもまだ薄ぼんやりとしているなぁ」
空はどこまでも青く、雲は限りなく白かった。
女が口を開いた。「何を一人でブツブツ言ってるの」
私はこう返事をした。「その、感情のこもっていない話し方、どうにかならないのかい──いや、どうにかしなきゃいけないのは俺の方か。ええいもう、これなら普通に女と話をしている方が遥かに楽だぞ」
ちょうどその時、いちごミルクとブレンドコーヒーが忽然と現れた。
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