Margaret

2/2
前へ
/2ページ
次へ
ある日のこと。 俺は食べることに飽きてしまった。 なぜかは知らないけれど飽きてしまった。 食べることに飽きてしまったもののスンリと同棲しているため、朝とか夜とかは絶対食べなきゃいけなかったから、 頑張って昼抜きで過ごしていた。昼抜きでも少しお腹がいっぱいくらいだった。 それから少したった頃、スンリは事業での仕事が忙しくなり中国に飛んだり、日本に飛んだりと多忙の日々を送っていた。 スンリが家を開けているのを良いことに、スンリが家を開けている時は1日1色分くらいしか食べなかった。1日中何も食べない日だってあった。 俺もソロでの新曲の準備、ツアーのプロデュース、リハーサル、レコーディングなどで仕事が沢山あった。スンリの寂しさからのストレスもあり、俺はご飯をろくにとらず、スンリの知らないところでどんどん痩せて行った。スンリは今ラーメン屋の経営をしていてそのせいか俺とは真逆にどんどん太って行った。(それもそれで可愛かったが) 韓国でもラーメン屋を経営するとなり、スンリは韓国でも仕事をしていた。 スンリと会える日々が多くなり、幸せだった。心配をかけたくなくてスンリと一緒の時、頑張って朝と夜の食事を頑張った でもそんな生活にも限界が来たようで ある日俺は夜にすごくテンションが下がった日があった。きっとストレスが原因だと思われる。お風呂にも入らず、夜ご飯も食べなかった。ソファで縮こまっていると、スンリが帰ってきて、俺が何もしていないことに気づくとびっくりしていた。 質問してきたけど、『食事に飽きた』なんて言えないから 「お腹すいてない。動きたくない」といった。スンリは納得いかないようでそのあとも質問されたけど、これ以上はめんどくさくなると思い 「最近、お腹空かないの。スンちゃんごめんね。」と言った。『朝はちゃんと食べようね』と言われて俺はベッドに入って眠りについた 本当は悩みを聞いて欲しい。でも、それも迷惑だスンリは今忙しい時だから。 俺はずっと悩みを隠していた。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加