絶対に食べられない、あいつ。

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 それから更に10年後、時々訪れる彼女の実家でプリンを食べる俺と彼女、彼女の両親、そして子供たちの幸せな笑い声が家の中に響き渡っていた。  こいつは俺にとって『疫病神』ではなく、長い長い年月をかけてやって来た『福の神』だった。
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