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それはアザミの体の奥が、ヒドウを欲して激しく疼いているのだと想像させるのには充分であった。
素のアザミに甘えられては、抗えるはずなどなく、
「……了解」
と、ためらうことなくヒドウが最後の一枚を脱ぎ落とすと、規格外のサイズのものが大剣を構えるかのように飛び出した。
もちろんアザミは初めて見るわけではないのだが、相変わらずの巨大凶器っぷりにビクリと反応してしまった体に、ヒドウがなだめるようなキスをおとしながらローションを手早く塗りつける。
そしてアザミに覆いかぶさり肉付きの良い足を脇に抱え込むと、固く拳を握った腕と言っても過言ではない昂りを、濡れてひくつく襞に押し当てて腰をゆっくりと沈めていった。
「んあああああぁっ!」
防音が完備されている部屋でなければ事件と間違えられて通報されそうなアザミの叫び声は、悦びというよりも恐怖に近い。
ヒドウの屹立に限界まで広げられて侵入される際の圧迫感は、経験豊富なアザミであっても桁違いなのだ。
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