02.テレワーカーの叫び

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政府主導で、強く業界団体に働きかけ、テレワークやフレックスタイムを積極的に取り入れた。 テレワークにより、休校になった子供達の親は自宅で面倒を見ることが出来る。 フレックスタイムによって、満員通勤電車を回避することが出来る。 僕は二年間もテレワークをしてきたので、いつもの日常のままだった。 早い段階でマスク不足があり、娘の『小さい顔用マスク』の在庫も60枚を切っていた。 供給までもつか心配だったが、休校になり、外出機会が減り、その問題は解決した。 その代わり、昼食問題が浮上した。 僕一人の時は、前日の残り物やカップ麺、レトルト、最悪食べないという生活だったが、 娘の健康を考えるとそうもいかない。 極端な話、娘を連れてダナンへ行った方が、僕は気が楽だった。 仕事もはかどるし、外食文化で食事にも一切困らないからだ。 だが、中国からの入国禁止が決定し、韓国・日本からの入国禁止も時間の問題であることから、難しい。
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