追えば逃げるがネコの性

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 ただなぁ、そうなると私の生活するこの市内には生まれてから欠かすことのない習慣を毎日続けることができるほどの勤勉人間しかいないということになもなりかねないな。それは参ったな、いくら何でもそんな規則正しいまめな人間に囲まれながら生活すると思うと息がつまりそうだ。ほらみろ、そんなことを考えていたらなんだか胸が苦しくなってきた。    だとするなら、1600人何て人数はどうだ。この程度の人数が控えめな日本人には非常に受け入れやすい適当な値だろう。ちなみにこの数は私が勤めている企業の従業員数だ。企業としてはなかなかの規模だが、国内にいる特定の人間の比率と考えればこじんまりとした数字だろう。やっと落ち着くところまで落ち着いたぞ。  
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