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……
「あった？」
「ないです。
もういいです。見つかりっこないし、
無理ですし、それに、
ごめんなさいもう、ホンと大丈夫ですから」
「メガネないからなー、あったらもう少し戦力になるのにな」
「あ、ご、ごめんなさい、
弁償しますから、私助けてもらって、メガネまで壊しちゃって
……でも、中谷くんてメガネかけてなかったんじゃ？」
「コンタクト失くしちゃって、
けど、はずれやすいの持って来ちゃって、
あー、弁償とか気にしなくていいよ、
家に予備でまだあるし、
新しいコンタクト今日できてるから。」
「でも」
「いいって」
なんでこんなことになっているのか、
半分頭はパニック。
屋上でもう絶体絶命って思ったところを、
抱留められて、
その相手が、
みんなの人気者の中谷くんで、
メガネ壊しちゃって、
その上、落ちてしまった成績表を一緒に探して貰って、
見るも無残なあれをよ？
中谷くん、
「あ、メガネないからほぼ細かい字は見えないから大丈夫」
って、断ってもさがすのやめてくれない。
見つからないし、
もう最悪。!
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