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「やぁっ!だめっ」
奏は、自分の唾液で濡らされた僕のそこに彼自身をゆっくりと押し入れてきた。その圧迫間と異物感に、僕の目尻から涙が零れたのを奏は、その長い指でそっと拭った。
「んぅっ・・奏、く、ん」
「先生」
奏は、僕の中に体を沈めながら、呻くように言った。
「俺の、花嫁」
「あ・・あぁっ!」
奏に深く激しく突かれて、僕は、声を漏らした。
そのとき、ドアをノックする音がきこえて、僕は、自分の口を両手で押さえた。
「先生、田中先生」
三年の寮生の代表の子の声だった。彼は、たぶん、時間になっても食堂に現れない僕を心配して来てくれたのだろう。僕は、なんとか、掠れた声で言った。
「すまない・・今日は、体調が悪いから・・休ませて、もらいたいんだ・・」
「本当ですか?」
寮生の代表者は、言った。
「大丈夫ですか?先生」
「ああ・・」
僕がそう答えたとき、奏が、僕を奥深く突き始めた。僕は、両手で強く、口許を押さえて、必死に、声を殺した。
「んっ・・うっ・・だい、じょうぶ、だから・・もう、行って」
「でも」
「ほん、と、に・・も、いい、から・・」
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