4 早朝の訪問者たち

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「も・・許して・・お願い・・」 僕は、涙と唾液に顔を濡らして、奏に訴えた。奏は、満足げに微笑むと、頷いた。 「仕方がないな」 奏が、紐をほどくと、すぐに、僕は、いった。僕のものは、精を吐きながら、びくびくっと痙攣していた。僕の頬に、腹に、僕の吐いた精が飛び散った。奏は、僕がいったのを確かめると、いっそう深く、僕の中へと身を沈めて、自分も吐精した。 不意に、ドアが、乱暴に開かれた。 「奏!貴様!」 「なんだ?天音」 「ひぁっ!」 驚いた声を上げた僕の中から、奏のものがずるりと抜けた。天音が、奏に殴りかかった。僕は、ぐったりとなりながらも、なんとか、椅子に掴まって体を支えると、二人に向かって叫んだ。 「やめなさい!二人とも」 僕の声に、二人の動きがぴたりと止まった。僕は、さっきよりも、きつい調子で言った。 「二人とも、喧嘩するなら、もう、ここを出ていってもらうからね!」 「追い出されるのは、かまわんが」 天音がぶつぶつと言った。 「先生と離れるのは、嫌だな」 「同感だ」 奏が言った。 体を離して、床に座り込んでいる二人を見下ろして、僕は、ため息をついていた。
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