584人が本棚に入れています
本棚に追加
後ろも触れたいし、誰かに触れて欲しい。
だけど、そんなこと、僕には、できなかった。
だから、僕は、常に、欲求不満状態が続いていた。
時々、一人になったときに、熱い吐息をつくことがあった。
この熱をどうすればいいというのだろうか。
全て、彼らのせいだった。
あの、無責任で、身勝手な、異世界転生者だち。
僕の体を淫らに作り替えようとしている連中。
僕は、決意していることがあった。
例え、どんなに餓えていてもあの三人とはもう、寝ないということだった。
あんな連中に抱かれるのは、もう、嫌だ。
彼らの目的は、僕の体を手に入れることだけだ。
本当は、僕なんて、どうでもいいのだ。
あいつらにとって、僕は、もの以下だ。
だから。
もう二度と、彼らに体を許したりはしない。
そう、僕は、心に決めていた。
最初のコメントを投稿しよう!