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小生は若い頃、マニュアルミッションのスポーツタイプの車しか乗らない硬派の乗り手でデートカーとして愛車を走らせなかったから車を運転している時は常に戦闘的で2車線以上の道路で走り屋と隣り合わせになった日には、信号グランプリになってしまい、制限速度を遥かに超えるスピードを出すことも珍しくなかった。
全く馬鹿だったと今になって思うが、当時は全然馬鹿な事とは思っていなかった。むしろチューニングした成果が試せるから車好きなら当然だ位に思っていた。車離れが進む昨今の若者にはこの気持ちは分からないだろう。
何せ、小生は子供の頃にスーパーカーブームの影響をもろに受け、大のスポーツカー好きになり、大人になってからは筋金入りの自動車愛好家になってしまったから乗っている車に誇りを持つようになり、競争になったら絶対負けられない使命感に燃えてしまっていたのだ。
お陰で事故りそうになったことが何度もあった。
今、五体満足で生きていられるのは偶々運が良かっただけだ。
確かに今となっては馬鹿だったと思う。
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