02.傍若無人

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なんだこいつ。 別に世の中の女が全員俺のことを好きになるとは思ってもねえけど、大抵の女は俺のこの見た目に弱かった。 俺に群がってくる女を相手するのも、ただ性欲を発散したいだけなら悪くはねえ。 でもくそほどつまらねえ。俺に媚び諂って、意のままに動くそんな女をいくら相手にしたところで、俺のこの誰かを屈服させたい支配欲みてえなもんが本当の意味で満たされることは無かった。 中には稀に、俺になんて興味無いだの嘯いて結局は簡単に俺に屈する、見せかけだけの女もいた。 しかし、こいつはどうだ?俺のことを見ても全く興味を示そうともしない。むしろ嫌悪感丸出しで、まるでゴミ屑でも見るような視線を俺に向けてくる。 見るからに気の強そうなこの女を落とせたら、最高の気分になれんだろうな。 そう思ったら、自然と口角が上がっていた。 あとは適当な理由をつけてこいつのことを部屋の中へと上げてしまえば、改善する気なんてさらさらねえクーレム内容を利用してゲームを持ちかけた。
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