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別に、大して苦しくも無いが徐々に込められてゆく力に「ちょっ、!たいむたいむ!!」と、伊織の腕を叩いた。しかし、
「あ?死に曝せや。」
と、笑いながら尚もそこへと力を入れ始めるので99%冗談だってわかってるけど、残り1%、伊織なら気絶させるくらいのことは本当にやりかね無い。
そう思って「っ、、伊織っ!」と、少し咎めるように名前を呼んだ。すると、
「ふっ、冗談に決まってんだろ?魔に受けちゃって可愛いね?」
なんて、器用に片手でタバコを揉み消しながらあたしのことを嘲笑う。
こ、こいつ、、、許せない。
「うざっ。…もう寝るから離してくれない?アフターケアはこれにて終了。ドウモアリガトウゴザイマシタ。」
「感情が1ミリも込もってねえのが伝わってんだわ。そんでもって琴音、お前は今日から俺の抱き枕に昇格した、有り難く役目をまっとうしろよ?」
そう言うとあたしの体を包み込むように抱きしめると、そのまま足まで絡めてくる。
これじゃあ本当に抱き枕だ。身動きが取れない。
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