01.その男、クズ

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「おーいー、マナミちゃんのせいで俺怒られたんだけど。もう用も済んだことだし、さっさとその汚ねえパンツ履いて出てってくれねえ?」 「はあっ!?何それ!!絶対あたしのせいじゃないでしょっ!?てか、あたしマナミじゃねえし!!!」 とんでもないクズ野郎だ。 廊下の先の扉の向こうで言い争う男女の声をききながら、想像以上のイオリのクズっぷりにもはや呆れて言葉も出なかった。 程なくして、ナイスバディのセクシー美女が「まじサイッテー!!死ね!!!」と、暴言を吐き捨てながら部屋を出ていった。 去り際、「ちっ、見てんじゃねえよ!」と、あたしに睨みをきかせることも忘れずに。 すまない、マナミちゃん(本当の名前知らんし。)あたしだって被害者なんだ。お互い今日でこのクズ男からさよならしよう。 まあ、あたしは隣に住んでるので物理的には無理だけど、性活音?とタバコの臭いだけどうにかしてもらえればそれ以降は関わる必要もない。
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