輝くコンソールパネル

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輝くコンソールパネル

~~~~~~~~~ 停車した車内の輝くコンソールパネルを見詰めていたワタシは、彼の腕がスローモーションのようにワタシの頚を引寄せると、(来てくれた..)と少し嬉しく想い、唇を軽くキスしてもらえた事に、ある種の達成感を得ていました。でも、遊ばれちゃうのかな?と考えましたが、これでセフレの克彦と対等になれる、愛人も辞められるかもしれない、と自身のプライドが回復する高揚感に酔いしれていたのです。 ワタシは「社長、本気じゃないですよね、遊びでしょ?」と彼にも確認するとハッキリしない返事でしたからワタシは「遊ばれても構いません、でも、ワタシも自由にしていいですよね」と言ってみると彼は困った顔をして「それは、イヤだけど君が、どうしても、そうしたいなら仕方無い事だ..」と、答えたのでワタシは暫く3人の男性と交際して様子を見てみようと考えてしまったのです。 ~~~~~~~~ 何だか見た目より、強気な事言うなぁ、と普段の彼女からは考えられない質問に私はドギマギ答えた様な気がします。 次回のデートの約束をして、私は考えました? (もう、ホテルに連れていっても大丈夫そうだけど、次回は映画観て肩透かししてやる‼ 初めての短時間の買い物デートで真剣だの遊びだの、決められんわなあ~)なんて考えていました。 私は清楚で真面目な彼女独特の主義みたいなモノだと、この時は決めつけていたのでした。
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