初めての夜🌙✨

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初めての夜🌙✨

社長とワタシは小料理屋で1時間程、酒食を嗜みました。大半の料理が残され(何て 勿体無い注文をするのだろう)と思いワタシは「食べきれない程頼んで、どうするの?」と尋ねると「ああ、色々食べてみたいだろ」と応える彼に(やっぱり、ワタシも料理と同じなの?色々な女の一品なの?)と、モヤモヤした気持ちになりましたが、ワタシも彼と同様に付き合う事で対等な立場での交際になると考えていました。何よりワタシも前日セフレと車内でセックスしてきましたし、一昨日は安いラブホで愛人としての勤めを果たしていたのです。 店を出ると「酒飲んでるからあそこね‼」と社長が指差したのは数百メートル先の高級なラブホテルでした...(え、勿体無いけど、嬉しい、あんな高いラブホ行った事ない...)ワタシは彼と躯を重ねる嬉しさと俄に自身の価値が上昇して行く満足感に感動して、彼に感謝してしまいました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「新木さん、酒呑めないよね?その分食べなよ」 私は普段、彼女が口に出来ないであろう料理を適当に注文してビールと焼酎を控えめに呑んでいましたが、彼女が、あまり、箸が進まないのを見て、(腹が膨れると恥ずかしいからセーブしてるのか!)と想像して(ほう、ほう、覚悟は出来てるな)と早めに食事を切り上げたのです。 店の出て抱き締めキスをすると熟れた雌の濃厚な匂いと不思議な匂いがしました?加齢臭? 私は嗅覚が異常に鋭く狩猟に使役する猟犬が見失った獲物の臭いを追跡できる程であり、その筋の仲間からは珍重されておりました。 多少アルコールを呑んでいたので彼女独特の体臭なのかと其ほど疑問に思わず取り合えず近くのホテルに行く事を告げたのです。
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