ベッドで愛し合うって...

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ベッドで愛し合うって...

ワタシは、疼く躯の興奮を悟られまいとバスタオルで念入りに躯を拭き胸を隠すようにタオルを巻き付けてベッドに向かいました。 彼は照明を明るくして裸でテレビのアダルトチャンネルを観ていました。 「早くおいでよ‼」ワタシは目のやり場に困って、 「ねえ、暗くしないの?」と訊ねると彼は、「見える方が興奮するでしょう?」と笑ってワタシを抱き寄せたのです。 それは濃厚なキスでした....忽ちタオルは剥ぎ取られ彼はワタシの敏感な胸の突起を舌で味わってからワタシの手を自身の固くなった分身に導きました....「愛してるよ」嘘でも喩え遊びでもワタシは蕩けるような幸せと興奮に包まれ彼に身を任せたのです。けれど内心は(あまり、声を出して淫らな女だと思われたくない)と云う計算もしていました。(彼の指示通りにしよう)ワタシは快感を押し殺して清楚な女を演出していましたが、互いの敏感な器官を口と舌で愛撫する行為に堪えられなくなり、大きな声が漏れてしまったのです。 そう、セフレも愛人もワタシの最も敏感な器官を手で愛撫する事は有っても口と舌で愛してはくれないからです。(いったい、何年振りかしら?) ワタシは快感に浸りながら既に朧気な記憶が蘇り、愛し合うって、こう云う事だった筈✨と自分自身のステータスが満足する感覚を改めて認識したのです。愛人の性欲処理に連れていかれるボロボロのラブホやセフレと性欲を貪る書店の駐車場での車内の行為が酷く惨めなモノに感じられてしまいました。この人はワタシの価値を認めてくれる、と思うと躯の快感と供に精神的快感が重なり、ワタシは彼の分身を夢中で頬張っていたのです。自分自身の為に........ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (うぁ~遅い?何してんの?)私はベッドで待ちくたびれてアダルトチャンネルでも観て興奮するか、と思いましたが私の嫌いな巨乳物で苛々しながらタバコの二本目に火を点そうとすると漸く彼女がバスルームから出てきました。 若者じゃあるまいしガッ付くのは恥、と私のプライドが辛うじて理性を保って居たのです。 色白清楚な彼女の恥ずかしそうな素振りに私は照明を落とさないと宣言して抱き寄せました。 マシュマロの様な感触の唇に夢中でキスすると私は彼女の短い舌を吸い出しました、同時に躯を愛撫して唇と舌を使って清楚可憐な彼女の躯を堪能し彼女の手を自身の下半身に誘導すると、ぎこちない握りで愛撫してくれました。 (余り経験が無いのかな?)私は彼女のキスや手技が余りに消極的なので益々、歓びの感情を覚えました。(私が仕込んでやろう)と、この瞬間は、ほくそ笑んで居たのです。 互いに口と舌で下半身を愛し合うと彼女は大きく喘ぎ出しましたので、私は彼女の亀裂を観察しつつ(実に綺麗だなぁ~)と過去、関係を持った相当数の女性の中でも1番ではないかとグロテスクである筈の器官の美しさに夢中に為っている自分が滑稽に思え、また、彼女の下手な口技に(此は仕込み甲斐が有って楽しいな‼)と、彼女との近い未来を想像して歓びを感じていたのです。
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