頼りたい...

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頼りたい...

早すぎるデキ結婚をして4年、夫の裕紀は単身赴任して、殆ど家に帰らなくなりました。「ねえ、今度は、いつ帰るの?」ワタシが尋ねると「忙しい、わからない、聡子、子供を頼むよ」と年下の夫は全てワタシ任せで頼りになりませんでした。 誰か頼れる人が欲しい... ワタシは職場の役員の愛人となりましたが、もう、ひとり、ワタシを想ってくれる妻子ある同僚を好きになってしまい、職場内での二股交際を秘かに決意してしまったのです。 ワタシは職場内マルチ不倫をしました。ひとつには夫への不満とワタシ自身の躯が絶えず男性を求めていたからだと思います。 ワタシは離婚を決意しました。同僚の彼と一緒になるために...でも、15歳歳上の彼には妻子が居ます。 彼は家庭を捨ててワタシと暮らし始めましたけれども、お給料の口座は奥様が管理していて、ワタシが彼を養っていました。 そんな生活でも毎日のようにワタシを求めてくれる彼、克彦との生活は幸せでした。 けれど1年後「...聡子すまない、家に戻るよ..でも、ずっと良い関係でいようよ..」克彦はワタシと役員の関係に気付いたようでした... 内縁関係の彼は元の不倫関係に戻りと言うよりセフレ関係となり、お小遣いまで奥さんに管理されていた彼との逢瀬は大型書店駐車場の車内で互いの躰を貪り合い車中に痕跡を残さないように最後はワタシが彼の射精を口内で受けとめ処理する行為を週に4回する生活が5年以上続いていました。役員との愛人関係は休日の午前中に... まったく、先の見えない人生......火照る躯...誰かに頼りたい❗ そんな時、知人の紹介で出逢ったのが会社を経営している6歳歳上の昌幸さんでした。 彼は、ワタシの生活費がギリギリで苦しい事を愚痴ると「じゃあ、うちで働きなよ」と親切にしてくれ、何かと気遣ってくれたのです。 (どうして、この人は親切にしてくれるのだろう?でも、誘ってはくれないし?) ワタシは克彦との不倫セフレ逢瀬と愛人業を重ねながらも、雇用されてから1年後の、ある日、「買い物に行きたい所があるんですけど、ワタシは車が無くて...」と、社長の昌幸さんに、さりげなく甘えてみました。 すると「じゃあ、今日、仕事終わったら連れていってやるよ」と彼は言ってくれて、ワタシは、彼と、ふたりっきりになる機会を作りました。 ~~~~~~ 私は親族から小さな会社の経営を任されて関東の地方都市であるK市で働く事になったのです。 そんな仕事も順調に推移し始めた頃の事です。 過去に関係があった悦子から紹介されたのが新木聡子です。聡子を見た私は、うわ、石原さとみ風かな‼エロい顔の女だなぁ..そんな事を思いました。なんやかんや、有りまして、聡子は私の会社で経理の仕事を手伝う事になったのです。ひとつには私が面倒な作業が苦手だった事と聡子に興味が湧いたからです。正直に云うと仕事の覚えが悪く使えない女性でしたが掃除など小まめにしてくれるので助かる部分もありました。彼女はバツイチで30代でしたが控えめで色白清楚な中にも何とも言えぬ色気があり私は1年賭けて純朴な彼女を口説き交際に漕ぎ着けました。 約1年後に買い物に付き合って、私と聡子は車内でキスをしました。聡子は「遊びでしょう」と言いましたが私は「うーん」と答えようがありませんでした。まだ、何とも言えず「取り合えず好きなんだ」としか言いようがありませんでした。
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