第二章 新入生歓迎会の日

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 もう直ぐ順番がくる、耳を澄まさないと 慈雨「天野慈雨(あまのじう)幸慈の弟です。好きなのはお花です。」 幸慈「天野幸慈(あまのゆきじ)といいます。慈雨の兄です。弟を傷付けないでね。」   もう直ぐ自分の番、、、次の人の後、、 時雨「えっと、永原時雨(ながはらしぐれ)で、です。よ、よろしくお願いします。」 もう自分の番か、、、もうやだ。 蒼「、、、櫻木蒼」('・-・') あっちゃー、やっちゃった、コミュ障出た。嫌な奴(言葉悪い奴)認定だ!小説でも読んで忘れよう。  おや?お隣が何か興味深々?に見てくる。 時雨「あの、それって今人気の本ですか?」 この本が気になるのかな、数冊あるから貸そうかな。 蒼「、、、読む?」 時雨「い、良いんですか?」 蒼「どうぞ。」 時雨「あ、ありがとうございます。」  どっかの誰かさん並みのホカホカ笑顔が眩しい。幸せそうだ。 蒼「本好き?」 時雨「はい、大好きです。もしかして蒼さんもですか?」 おっしゃ!来たこれ!友達増えるよ!多分。 蒼「そしたら、いろんな系統の本があるから部屋来る?」 時雨「はい!あ、あの、お互い呼び捨てにしていいですか?」 蒼「それは、ありがたいですね。よろしく」  本をきっかけに友達が増えた。やったね! 次に役員を決めるらしい。  風景委員会、美化委員会、保体委員会、文化委員会、放送委員会、図書委員会、学級委員、委員会無し、  自分は本だけを読みたいので、 委員会無しに立候補した。時雨は図書委員会に入った。新しく本が入ったら、教えて貰おう。  役員が決まって時間もきた。 さぁ!本について語り合おう!そして本人はホカホカ顔(*^▽^*)になってる。そんなに本が好きなのか、、、仲間と言う事だ!やったぜ!
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