君のカタチ、僕のカタチ

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 午後の屋上は、空が広く見える。  それは小学生のときに気づいたことだ。土曜の午後は特に広く感じた。  足がコンクリートから離れたら、僕はどんな形になるのだろう。(あお)に溶けてしまうんじゃないかと僕は思う。  
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